神経発達症の子どもの睡眠障害 子どもの睡眠障害の治療の解説
子どもの睡眠障害の治療
睡眠障害の原因の1つには、生活のリズムの乱れや日中の活動量の不足、就寝前のカフェイン摂取やスマートフォン・ゲームの使い過ぎなど、さまざまなことが考えられます。そのため、神経発達症(発達障害)の子どもに限らず、睡眠障害で第一に行われる治療は、よい睡眠をとるために生活習慣を整えることです。
寝るときには部屋を暗くして、心地よく眠れる温度・湿度に設定するなど、睡眠環境を整えてみましょう。また、朝は目が覚めたら日の光を浴びる、朝ごはんを食べる、昼間は体を動かしたり勉強したり、しっかり活動することも寝つきをよくするために大切です。
生活習慣を改善しても子どもの睡眠問題が解決せず日常生活に支障がある場合には、どのような睡眠障害なのか診断を行い、睡眠障害の種類にあった治療を行います。
久留米大学 学長:
内村直尚先生 監修
- 神経発達症の子どもの睡眠障害