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迷ったら患者の利益を優先する

ノーベルファーマは、「必要なのに顧みられない医薬品・医療機器の提供を通して、社会に貢献する」をミッションとして2003年創業以来、事業に取り組んで参りました。
創業当時6名だったスタッフが、現在 361名(2025年12月末現在)となり、「迷ったら患者の利益を優先する」を第一の行動基準として、研究開発、販売活動を継続しています。

現在まで23年の間に、新医薬品を19件、適応症追加を7件、新医療機器を1件と認可を取得し、21件の希少疾病用医薬品・医療機器指定、2件(ラパリムスゲル、チタンブリッジ)の「先駆的医薬品・先駆的医療機器」指定を受けています。2025年には、メラトベル®錠1mg・2mgの剤型追加認可を受け販売を開始し、本年2026年6月8日には、ジンタス®錠25mgを剤型追加販売開始しました。

2008年に最初の売上を計上し、2011年に黒字化して以来、2023年まで13年間連続で黒字を計上しています。2024年には後発品の影響を受け、売上・利益ともに減少しましたが、2025年は再び黒字へ転換いたしました。

また、「五大州に雄飛する」の経営方針のもと、2016年から海外事業を展開開始し、2017年に米国、欧州でシロリムスゲル剤がそれぞれオーファン指定を受けました。米国では2022年3月に『HYFTOR®』として米国食品医薬品局(FDA)販売承認を取得し、同年8月に発売いたしました。欧州では『HYFTOR®』として2023年5月に欧州委員会から欧州EU全域での販売承認を、続いて英国でも同年9月に販売承認を取得し、翌10月には欧州・英国で販売を開始いたしました。中国でもシロリムスゲル剤は2023年3月に中国国家薬品監督管理局より医薬品登録承認を受け、2024年1月に西罗莫司凝胶『纤洛丽®』(シエンルォリ)として販売を開始いたしました。中国ではその後、『曼乐静®』(日本製品名『メラトベル®顆粒小児用0.2%』)、『诺贝仁®』(日本製品名『ノベルジン®25mg錠』『同50mg錠』)の承認を取得し、『曼乐静®』については、2026年1月より北京达因康健医药有限责任公司を通じて販売を行っております。海外子会社の業績は、米国は2024年に黒字転換し2025年も引き続き黒字でした。中国も2025年に黒字転換しましたが、欧州事業は利益に貢献するに至っていません。

もっとも、売上や利益は目的ではなく、あくまでもミッション達成の結果であり、またミッション達成のための手段と考えております。
ノーベルファーマは、株主が3法人の非上場会社です。さいわい、各株主は、ノーベルファーマのミッション、経営方針、行動指針の考え方を共有しており、目先の利益に過度にこだわらず、新医薬品・医療機器の研究開発と海外(中、米、欧)に先行投資を行うことに理解を示しています。

いっぽうで、新医薬品・医療機器の業界は、困難な時代に直面しています。その主な原因は、新医薬品・新医療機器の研究開発がこれまで以上に難しくなっていること、医療費増大に対する社会的批判が高まり、新医薬品・医療機器の価格設定がこれまで以上に厳しくなっていることにあります。

それでも創業時のミッションはどんな時代にあっても変わらず、ノーベルファーマの社会的意義は大きいと確信しています。江戸時代後期の儒学者、佐藤一斎は「一灯(いっとう)()げて暗夜を行く。暗夜を憂うることなかれ。ただ一灯を頼め」ということばを残しています。ノーベルファーマは、創業ミッションを「一灯」として、これまで以上に精進して事業活動を展開します。

代表取締役社⾧ 塩村 仁

塩村 仁
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