社外にあるシーズを、
患者さんのニーズに応える
医薬品にする
ラパリムス®は、米国ファイザー社が臓器移植の免疫抑制剤として販売していた経口薬から開発されたオーファンドラッグです。mTOR阻害剤という特性から、アカデミアの医師や研究者が他の疾患への応用を活発に研究して、データを集めていました。当社はこうした研究成果をベースに、世界初のリンパ脈管筋腫症治療薬のラパリムス®錠の製造販売承認を取得しました。
さらに、米国の研究者と連携して適応拡大の研究をしていた大阪大学の研究グループが、医師主導治験で、結節性硬化症に伴う皮膚病変にラパリムスの外用ゲル剤が極めて有効なことを明らかにしました。このアカデミアの成果を当社が引き継ぎ、第Ⅲ相試験と長期投与試験で効果と安全性を検証し、外用薬のラパリムス®ゲルとして完成させました。