女性の身体のしくみ月経困難症・子宮内膜症

子宮内膜はからだのどこにあるのでしょう?

子宮内膜の図解(1) 子宮内膜の図解(2)

子宮は骨盤の中央にあり、
洋ナシをさかさにしたような形の臓器です。

上3分の2の部分を子宮体部、下3分の1の腟につながっていく部分を子宮頸部といいます。子宮の外側は漿膜(薄い腹膜)でおおわれ、その内側に子宮筋層があります。そして、子宮の最も内側をおおっている粘膜が子宮内膜です。子宮内膜は、女性ホルモンの働きに応じて厚みが1mmから10mmぐらいまで変化します。

月経は、どうして周期的に起こるのでしょうか?

月経周期の図解

月経とは、子宮内膜がはがれ落ち、
血液と一緒に体外に排出されたものです。

女性はだいたい12歳頃(月経の始まりつまり、初経)から50歳頃(月経の終わり、閉経)まで約28日ごとに子宮から出血する周期を繰り返します。これを、月経周期といいます。

1回の月経周期が始まると脳の底の方にある下垂体というところから、卵を包んでいる卵胞を刺激する卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌されはじめ、卵胞は大きくなると同時に女性ホルモン(エストロゲン)を分泌します、この時期を卵胞期といいます。このエストロゲンが新しい子宮内膜を成長させていきます、この時期を増殖期といいます。卵胞期と増殖期とはだいたい同じ時期です。卵胞期は卵巣の働きの変化に注目した場合であり、増殖期は内膜の変化に注目した場合の名称です。

卵胞が十分に大きくなって卵の準備が整ったら、卵胞が破裂して中から卵が飛び出します、これを排卵といいます。卵管に捕まえられて子宮まで運ばれ、その間に精子と出会ったら受精するのです。排卵した後の卵胞(黄体)から黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されるようになる時期は黄体期、子宮内膜が成長を止めて受精卵が着床できるよう準備をする時期は分泌期と呼ばれます。黄体期と分泌期も重なります。

妊娠が成立すると黄体はますます頑張ってプロゲステロンを出し、子宮内膜は脱落膜化を完了します。

妊娠しなければ黄体はプロゲステロンを出さなくなり、子宮内膜も出血(消退出血)を伴って剥げ落ちます。すなわちこれが月経です。このように子宮内膜は卵巣の働きに伴って、厚くなったり剥げ落ちたりしています。

月経困難症・子宮内膜症について知ろう 目次聖路加国際病院副院長 百枝幹雄先生 監修

ページトップへ