内転型けいれん性発声障害

内転型けいれん性発声障害を知る

内転型けいれん性発声障害について声が「つまる」、「とぎれる」、「ふるえる」という
症状をお持ちの方へ

内転型けいれん性発声障害という病気は不思議な病気で、声を出そうと思うとつまってしまって声が出にくくなる病気です。長い間、この病気は治らないといわれてきました。

コミュニケーションの上で重要な「声」を奪われることで、社会生活に重大な支障をきたす病気であるものの、原因がいまだ不明な希な病気です。耳鼻咽喉科の医師も症状を把握できないことがあることから、「異常なし」あるいは「精神的なもの」と診断されることも多く、患者様ご自身が「内転型けいれん性発声障害」と気づかずに、長年苦しんでいるのが現状です。

声が出るしくみ、この病気の原因、症状、治療法について、世界に先駆けてこの病気に対して、手術による治療法を開発された一色信彦先生(京都大学名誉教授)、そして田邉正博先生(医療法人協仁会小松病院 名誉院長/一色記念ボイスセンター ひろしば耳鼻咽喉科)に解説をお願いしました。

声が出るしくみ

のどの構造

のどには、口から食道へ向かう食べ物の通り道と、鼻(口)から気道に向かう空気の通り道があります。この2つの通り道が交差している部分を喉頭(こうとう)といいます。喉頭の中には一対のヒダがあり、このヒダが声帯です。
声帯は呼吸をするときには開き、空気をスムーズに通すことができます。一方、声を出すときには声帯が閉じます。

声が出るしくみ

軽く閉じた声帯の間を空気が通るときに声帯が振動し、音が出ます。声帯の閉じ方や緊張の違いによって、異なる強さ、異なる高さの音が出ます。声帯でつくられた音を、舌や 唇、歯、鼻を使って共鳴させることで、声となります。

声が出るしくみの図

京都大学 名誉教授 一色信彦先生 監修
医療法人協仁会小松病院 名誉院長 / 一色記念ボイスセンター・ひろしば耳鼻咽喉科
田邉正博先生 監修

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