ノーベルファーマ株式会社

Nobelpharma CAREERS

EXPERT
INTERVIEW
エキスパートインタビュー

法令遵守監督本部 販売情報提供活動監督部
ディレクター MSLIZUMI KAMADA

病院薬剤師としての様々な経験をもとに
ノーベルファーマへ
未知の健康課題を世の中に訴え、解決する力になりたい

薬剤師時代は、難病の
患者会の支援にも尽力
そこでノーベルファーマと出会い、
志を同じくして定年と同時に転職

私がノーベルファーマへの入社を決意したのは、60歳を目前に控えた時でした。それまでは長年にわたり、病院薬剤師として医療に献身してきました。大学の薬学部を卒業後、都内のKKR虎の門病院に入職し22年勤務した後、KKR三宿病院に異動となり薬剤部門長を務めることになりました。40代後半には、病院経営も理解して組織をマネジメントできる人材になりたいと、仕事のかたわらビジネススクールに通いMBAを取得し、院内の業務改革にも尽力しました。また、私自身、母親として育児に奮闘しながら仕事を続けてきたこともあって、難病のお子さんを抱え苦労されている親御さんの力になりたいと、認定NPO法人「難病のこども支援全国ネットワーク(※1)」をはじめ、様々な患者会の活動支援にも携わりました。

このNPOでは、啓発のための機関誌制作などを現在も担っています。2010年頃、当時問題視されていたドラッグ・ラグ(※2)についての記事を執筆することになり、この分野について詳しい人物がいると紹介いただいたのが、ノーベルファーマの塩村社長でした。塩村社長はNPOの正会員として活動を支援する一方、難病治療のためにどのような薬が必要なのか、社員も含めNPOにリサーチ目的で足を運んでいたとのことでした。そこで塩村社長と初めて対面し、インタビュー取材したことをきっかけに、以降、様々な社員との交流が始まりました。そのうち、塩村社長から「病院を定年退職した後、ノーベルファーマで働かないか」とお誘いをいただくようになり、それが入社のきっかけとなったのです。

(※1)認定NPO法人 難病のこども支援全国ネットワーク

(※2)海外ではすでに承認されている有望な医薬品が、日本国内で承認されるまで長い年月を要する問題のこと。

私もノーベルファーマも
「やってみなくちゃ判らない」がモットー
六十歳を超えてのチャレンジに
やりがいを覚える日々

2017年、薬剤師として定年を迎えましたが、仕事が好きだったこともあり、引退することはまったく考えていませんでした。そのまま再任用で病院に残る道もあったものの、私がいると周囲が忖度するでしょうし、後進のためにもならないと考えて病院を離れることにしました。そして、塩村社長からいただいていたオファーを一度検討してみようと直接連絡を取ったところ、トントン拍子に入社の運びとなりました。病院薬剤師だった私が製薬企業で果たして活躍できるのか、正直不安もありましたが、「やってみなくちゃ判らない」というのが私の信条です。これはノーベルファーマがフィロソフィーとして掲げている行動基準の一つでもあり、そうした面でも私にフィットする企業でした。

入社後は、ノーベルファーマと医療従事者を繋ぐ役割を担うことになりました。営業部門が作成する医療従事者向けパンフレットなどの資材の審査にあたる一方、開発部門に対しては、新規の医薬品の製剤形状や包装などについてのアドバイスも行っています。私自身かつて医療従事者でしたので、医療現場が何を求めているのかは肌身で理解しており、提供する知見が役立っていると感じています。さらにはMSL(※3)も兼務し、開発担当者からの要請を受けて、情報収集のために、医師へのインタビュー設定なども担っています。そこでは前職の病院薬剤師時代の人脈が活きていますし、こうして私が培ってきた様々な経験をもとに、ノーベルファーマの事業に貢献できることに、たいへんやりがいを覚えています。

(※3)メディカル・サイエンス・リエゾン/販売促進を目的とせず、社内外において医学的・科学的な面から医療現場のインサイトを入手し、最適な治療法を普及させる役割を担う職種

健康な社会の実現に向けて、
ノーベルファーマとともに
医療従事者を介して広く市民のみなさんにも
必要な情報を届けたい

ノーベルファーマの大きな魅力は、明確なフィロソフィーを掲げて真に実践していることです。たとえば「法令・倫理を守ることを優先して業務を行い、会社への忠誠心を道理に優先させない」や「従業員と家族を大切にし、自己啓発を重視する」など、どれも社員のモチベーションを高めてくれるものばかりです。たとえ業務の枠から外れようと、患者様の利益に繋がることなら機会を与えてくれる会社であり、薬剤師時代から続けている難病の患者会支援も業務の一環として容認してもらえています。

私は長年、医療に携わるなかで、さまざまな問題意識を覚えるようになりました。その解決に貢献したいという想いは、ますます強くなっています。例えば、女性としての自身の経験も踏まえ、思春期年齢から女性ホルモン補充が必要な患者様の団体を20年以上に渡って支援しています。月経困難症に苦しむ患者様がたくさんいるにも関わらず、日本は積極的なホルモン補充療法などが認知されていない現状にあります。

ノーベルファーマは「ルナベル」「ジェミーナ」という月経困難症治療薬を扱っており、こうした製品の普及により、若い女性が活躍できる社会を支えられるよう情報提供に尽力したいと検討を続けています。また、人生100年時代に向け重要なのは貯金よりも「貯筋」であり、筋力低下を防ぐためには亜鉛摂取も大切です。亜鉛を含めた分子栄養療法が今後ますます必要となるでしょう。ノーベルファーマも「ノベルジン」を低亜鉛血症治療が必要な患者様にお届けしていますが、世の中の理解はまだまだ進んでいません。こうして看過されている健康課題について、医療従事者を介して市民の皆様へ啓発することに取り組んでいくことが、これからの私の目標です。ノーベルファーマでそれを達成することに、私の残りの仕事人生を捧げたいと考えています。

※内容はインタビュー当時のものです。

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