ノーベルファーマ株式会社

Nobelpharma CAREERS

INTERVIEW インタビュー

TATSUYA WATANABE研究開発本部 開発第三部長 兼
プロジェクトマネジャー
2018年入社

40代で大手から転身
飽くなき挑戦

STORY01

危機感と挑戦への渇望から
ノーベルファーマの門を叩く

大学院修士課程では天然物有機合成を専門にしていましたが、新卒で就職活動をするにあたっては臨床開発職を希望しました。すでに製薬業界で活躍されていた大学の先輩と話す中で、研究所で実験をするのではなく、医療機関で医師の先生方やコメディカルの方々と協力しながら新しい薬を患者様に届けることの一翼を担う臨床開発職の方が、自分に向いているのではと感じたからです。

前職では、治験実施に際して製薬会社側の担当者として医療機関を訪問し、医師やコメディカルの方々と治験を進めるCRA業務から始まり、治験の実施リーダー、プロジェクトリーダーとしてステップアップしていきました。プロジェクトリーダーとして2つの新薬の承認取得に関わるなど、充実した日々を過ごしていたと思います。しかし2つのプロジェクトが一息ついたあるときから、「この先も同じように、安定かつ恵まれた環境下で特定領域の薬を開発していくことが自分にとってベストなのか?」と、今後のキャリアを模索するようになりました。恵まれた環境ではありましたが、プロジェクトマネジメントの業務が意思決定会議対応や予算管理、進捗管理等にシフトするに連れ「それらの仕事も重要だが、開発職としてもっと新薬開発の現場の近くにいたい」とギャップを感じるようになったのです。
元々新しいことに挑戦したいという好奇心が強かったこともあり、「一度きりのキャリアなら動かないで後悔するより、動いて後悔するほうがいい」と考えるようになりました。また40歳を超えて転職のチャンスはそうそうありませんし、最後のチャンスのつもりで転職活動に踏み切ったのです。

転職先を探すときには、大企業で働くなら前職のままでよい。それよりも、いままで培った経験を存分に活かした上で、新たな経験を積める可能性のあるベンチャー企業に狙いを定めました。そんな中で企業理念が興味深く、医療ニーズに基づき様々な疾患領域へ挑戦していて、自身の思い描くキャリアを積めるかもしれないと感じたのがノーベルファーマだったのです。

STORY02

印象は「普通の
製薬会社ではない」それは
入社後に強固なものへ

ノーベルファーマを業界紙で初めて知ったときの印象は「普通の製薬会社ではない」でした。他社が手掛けていない希少疾患向けの薬剤ばかりを開発していて、珍しい企業だなと思ったのを覚えています。「他の製薬会社とはちょっと違う…」その印象は、入社初日に、サイトメガロウイルス感染症を対象とした抗体医薬をFirst in Human試験(初めてヒトに投与する試験。FIH試験)から任されると聞いたときに、改めて強固なものになりました。どういうことかというと、ノーベルファーマは日本で開発する後期開発の化合物が多く、初期開発にあたるFIH試験や国際共同試験の実績がほとんどない会社でした。通常であれば社内から適任の担当者を任命すると思いますが、これらの試験が想定されていたテーマの開発を、入社したばかりの私にいきなり任せたのです。しかも、ポジションは前職と同じプロジェクトリーダーでしたが、FIH試験では治験実施計画書等のドキュメントの作成や治験実施医療機関との協議、はたまた外部委託先の管理から治験薬運搬まで、臨床開発業務全般を自分でこなしつつ、プロジェクトマネジメント業務もカバーせよというのです。しかし私にとっては、大変さもありますが、大きな裁量を与えられ、自らどんどん動ける環境に置かれたことはとても新鮮で、楽しい経験となりました。このテーマについては現在も進行中で、今ではチームメンバーも増えた中で、国際共同試験を実施しています。

臨床開発は医師の先生方との接点が多い職種ですが、ノーベルファーマでは、直接やりとりする機会が一層増えたとも感じます。こちらからの提案を先生方に喜んでもらえて、認められた瞬間は、とてもやりがいを感じます。本当は気持ちが乱れると判断が狂うのでよくないのですが、提案に対してKOLの先生方から「やるべきだ。こんな新薬候補を待っていた」と言われたときは、気持ちが高ぶりました。

こうした体験も、ノーベルファーマの自由さがあってのことだと思っています。このように、私自身のやり方をとても尊重してくれる上、裁量権も大きく与えてもらえているので、自由に伸び伸びと、やりがいを持って業務をやらせてもらっています。

STORY03

多様性のある社風の中で
自らの可能性を切り開く

あくまで個人的な印象ですが、大手の製薬会社ですと、会社の歴史に紐付いたような似たタイプの人が集まる傾向があるように感じます。しかしノーベルファーマに入社してくる人たちは、皆さんあらゆる会社で様々なキャリア・経験を積んできていて、そのバックグラウンドは非常に多様性に富んでいます。ですが、それでいて独断独歩ではなく、しっかりと連携して業務にあたっていて個々の関係性が深いのが興味深い。大きな裁量で自由に動ける上、心置きなく上司や同僚に相談できる風土がある一方、権限移譲が進み自由度の高い環境だからこそ、自分の意見をしっかり出し、自ら行動していく姿勢が求められます。厳しい言い方をすれば、そのような人でないと活躍できない会社なのかもしれません。

製薬業界は高い専門性を元にした、業務の細分化が進んでいます。業務としての最大効率を求める上で必要な仕組みではありますが、限定された業務に特化した人を多く生み出す側面も持っています。ノーベルファーマでは、自ら動けばあらゆる領域・業務を任せてもらえ、守備範囲が広がる環境があります。また社内公募や外部機関への出向の機会も、他の会社より多いと思います。私自身プロジェクトマネジャーを継続しながら、この秋からは研究開発本部の開発第三部長を拝命しました。さらに新しい経験を積めるチャンスを頂いたと思っています。研鑽を積み続ければ、多くのチャンスを与えてくれる会社であると、改めて確認できたと思っています。

ノーベルファーマは、たとえ利益が少なくても「必要なのに顧みられない医薬品・医療機器の提供を通して、社会に貢献する」というフィロソフィーを体現しながら、堅実に成長してきた会社です。こうした確固たる信念を持ち、社会貢献を実現しつつ、自分のスキルを存分に活かしたい人にとっては、理想的な職場ではないでしょうか。ノーベルファーマの哲学や環境に共感し、共に力を発揮し合える方々が集まってくれることを心待ちにしています。

※内容はインタビュー当時のものです。

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