ノーベルファーマ株式会社

Nobelpharma CAREERS

INTERVIEW インタビュー

RONGZHE JIANG研究開発本部 中国開発室
2019年入社

医師、コンサル会社経営から異色の転身
中国全土へ薬を届けることが私の挑戦

STORY01

困っている母親や
子どもたちを救いたい
そんな折、ノーベルファーマと出逢う

私は中国で医科大学を卒業し、しばらくは産婦人科医として働いていました。1996年から3年間日本に留学し、中国帰国後は区立病院での勤務になりました。しかしながら、診察に集中できないほど雑多な業務も多く心身を擦り減らし、本当にこのまま医師を続けることがベストなのか迷いが生じていました。いろいろ悩んだ末、一念発起、知的財産に関する翻訳・コンサルティング会社を設立し、独立する道を選んだのです。

当時は、90年代頃から始まった中国への外資系製薬会社の参入の影響もあり、特許の重要性が高い製薬業界のビジネスは順調でした。会社の規模はその時々で変わりましたが、ピーク時には100人以上の従業員を抱えるまでに成長しました。ただ、自分で興した会社の成長を嬉しく思う一方で、医療に直接関わらない環境に満たされない気持ちも感じてもいました。医師時代に勤務していた区立病院では、産婦人科の他に小児科や新生児科もあったのですが、そこには疾病を抱える多くの子どもたちがいました。その光景が頭の片隅に残り続けていて、そんな折、中国への進出を模索していたノーベルファーマと出会ったのです。特許関連のサポートで1年程共に仕事をしている中で、当社社長の塩村と直接話をする機会がありました。その会話のなかで、高い理念を掲げながらオーファンドラッグを扱う事業体制や、希少疾患で困っている患者様を第一に考えている姿勢に感銘を受けたのです。

STORY02

挑戦が何よりのやりがい、
前例がない臨床試験免除を
勝ち取る

ノーベルファーマのフィロソフィーのひとつに「必要なのに顧みられない医薬品・医療機器の提供を通して、社会に貢献する」というものがあります。困っている母親や子どもの姿が脳裏にあった私は、この理念に則り、ぜひオーファンドラッグを中国に広めるお手伝いをしたいと思い、製薬会社での経験どころか、会社員の経験すらありませんでしたが、ノーベルファーマのフィロソフィーでもある「前例がないならやってみる」という言葉にも背中を押され、入社を決意し来日しました。

入社後の配属は研究開発本部でしたが、海外営業本部も兼務し、中国を走り回る日々でした。年の半分くらいは中国にいたと思います。ノーベルファーマの海外事業を推進するため、コンサルティング会社時代に培った人脈をフルに活かし、情報収集と交流に明け暮れました。その後研究開発本部の中国開発室専属となり、現在はプロジェクトマネジャーとして薬の開発に携わっています。

中国とのパイプ役と薬の開発の両方に携われる環境は多くのやりがいを感じますが、その中でも最もやりがいがあったのは、中国の規制当局との交渉において、現在プロマネを担当している品目の臨床試験免除を申請した時のことでした。一般的に臨床試験には2~3年の時間を要しますが、その期間中にはあらゆるコストがかかります。そしてなにより、その間も病気に苦しむ多くの患者様が新しい薬を待ち望んでいます。日本での臨床試験結果を活用することにより、是が非でも臨床試験免除を勝ち取りたいと考えていましたが、中国における臨床試験免除にはこれまでほぼ前例がなく、社内からも厳しいという声がありました。しかし、ここでも私の背中を押したのは「前例がないならやってみる」というフィロソフィーでした。

私の感触では、免除してもらえる可能性は一割程度。非常に厳しい挑戦であったと思います。一度の会議では結論が出ないのが当たり前のなかで、何十人という関係者や審査官の前でプレゼンを行いました。結果、見事その日のうちに免除の許可をいただくことができました。この時は本当に嬉しかったですね。この仕事に就いてよかったと思いましたし、何より会社、そして社会に貢献できたことが嬉しく、ノーベルファーマに来てよかったと心からそう感じました。

STORY03

平等に与えられる
挑戦の機会を活かし、
五大州に雄飛する

ノーベルファーマに集まっている社員は、みなさん経験豊富なプロフェッショナルばかりです。専門的な知識を持っている方々に囲まれ、素晴らしい環境にいると思っています。そして何よりも、皆さん親切です。留学のために来日した際も日本人は親切な方々ばかりだなという印象でしたが、それにも増してとても親切にいろいろと教えてもらっています。こうした環境のなかで新しい経験や知識を学ぶ機会に恵まれたことは、私にとってとても幸運なことだと感じています。

そしてこれから先も、私はノーベルファーマで多くのチャンスを得ることになるでしょう。中国出身である私だからこそ、自国で困っている患者様のために、一刻も早くノーベルファーマの薬を届けることが私の使命であり、挑戦だと思っています。こうした挑戦の機会は、国籍問わず平等に与えられており、中国のみならず世界中で困っている患者様へ薬を届けることがノーベルファーマの使命です。フィロソフィーには「五大州に雄飛する」という言葉もあります。ぜひ国籍やキャリアを問わず、ノーベルファーマで大きな飛躍を目指す方と一緒に働けることを楽しみにしています。

※内容はインタビュー当時のものです。

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