ノーベルファーマ株式会社

Nobelpharma CAREERS

EXPERT
INTERVIEW
エキスパートインタビュー

理事 信頼性保証本部
安全管理部長 安全管理責任者MASATOMI NEMOTO

ノーベルファーマに残りのキャリアをすべて捧げ、
世界レベルの安全性マネジメントを築き上げたい

大手製薬企業で
役職定年を迎え、
現場に携わり続けたいと
ノーベルファーマへ

私は国内製薬企業に在籍し、医薬品の開発者として30年以上キャリアを重ねてきました。さまざまな業務にチャレンジする機会に恵まれ、研究開発全般に携わった後、安全性情報管理や製造販売後調査などに従事しました。若手の頃に新薬のグローバル展開のプロジェクトに参加し、前臨床や規制当局への申請対応に関わった経験もあります。キャリア後半の10年程は安全性情報管理や製造販売後調査の部長を務め、チームを率いる立場で精力的に業務に取り組みました。

私が専門に究めてきたのは主に安全性マネジメントでした。副作用情報等の収集分析を通して患者様に貢献していくことに大きなやりがいを感じていましたが、役職定年を迎えて現場を退き、部門全体のスーパーバイザーを務めることになりました。しかしもう一度、新薬を患者様に届ける最前線で奮闘したいという想いが募り、58歳の時に転職活動をはじめ、自分がこれまで培ってきた経験を活かせそうなベンチャー企業を探しました。その際に、ノーベルファーマも転職先の候補として検討していたのですが、アメリカに拠点を置く製薬ベンチャーから熱心に誘われてそちらへ転職することにしました。入社後に、グローバルな臨床開発にも関わりましたが、現地のマネジメント層の中にはグローバル開発を経験したことのない方が多く、彼らと議論しても空転するばかりで、なかなか思ったようにことが進みませんでした。辛抱強く努力を重ねましたが、残りの少ないキャリア時間をそれ以上費やすわけにもいかず、やむなく半年ほどで退職して転職活動を再開し、ノーベルファーマに入社することになったのです。

他社にはない独自のフィロソフィーに
魅力を覚えて入社。
安全性管理を
進化させることに邁進

最初の転職活動時から、実はノーベルファーマには魅力を感じていました。自社で研究所や工場を持たず、新薬を開発するやり方はユニークでしたし、掲げているフィロソフィーにも感銘を受けました。ここまでかみ砕いた表現で、経営方針や行動基準を内外に明確に示している企業は見たことがありません。社長の製薬に対する誠実な人柄がうかがえました。そしてなによりも、アンメットニーズ医薬品にターゲットを絞り、大手であれば市場規模が小さすぎて敬遠しているオーファンドラッグに果敢に挑んでいることにも興味を覚えました。希少疾病を患う患者様にとって、薬の選択肢が限られるだけに、副作用で服薬できないという状況に陥ってはならず、安全性マネジメントが非常に重要になります。そこに自分の培ってきた経験が活かせるのではないかと考え、アプローチしたところ受け入れてもらえました。

ノーベルファーマに入社後は、安全性情報管理を統括する責任者を務めています。当社はまだまだ発展途上であり、この分野でも改善の余地が大いに残されています。患者様中心の安全性マネジメントの在り方を組織内に浸透させつつ、自ら主導してさまざまな施策を講じているところです。たとえば、副作用の情報をリアルタイムで医療現場に届けるために、医師の方々がすぐに参照できる安全性情報のデータベースを構築するプロジェクトを起ち上げました。また、当社では現在新薬のグローバル展開を進めていますが、安全性監視に関する海外の規制当局からの厳しい査察に応えられるよう、統計学を活用したデータマイニングによるシグナルマネジメントのシステム構築にも取り組んでいます。

意思決定のスピードは
きわめて速い。自ら提案し、
知恵を駆使して安全性管理の
新たな仕組みを創り上げる

実際にノーベルファーマに入社してみると、ベテランの社員が多いことに驚きました。60歳を超えた私よりも先輩の方々が、最前線で活躍していて、経験豊富で優秀な方ばかりで、大いに刺激を受けています。また、当社はテレワークを原則としていて、私の場合、出社するのは月に一回程度です。勤務時間の管理は個人に委ねられ、成果をきちんと上げていれば働き方は問わないという方針の会社であり、こうした裁量に任せたワークスタイルも気に入っています。

また、フラットな人間関係で経営層とダイレクトにコミュニケーションがとれるのも、ノーベルファーマの大きな魅力です。「安全性マネジメントをこう変えるべきだ」と私が提案したことに対して、それが患者様の利益に繋がるものであれば、経営層はすぐに「GO」を出してくれます。先ほどの安全性情報のデータベースについても、提案した即座に「ただちに導入してほしい」と背中を押されました。このように意思決定がきわめて迅速で、社内には専門性の高いプロフェッショナルが揃っているため、形になっていくスピードも速い。これは以前に在籍していた製薬企業では到底味わえなかったダイナミズムです。

一方、大手の製薬企業のように資金をはじめとしたリソースが豊富にあるわけではありません。私はこうした状況で、知恵を絞って難題をクリアしていくことに醍醐味を覚えるタイプなので、制約があることに逆に挑戦心を掻き立てられます。これからもっと、安全性管理のレベルを高め、世界レベルで通用する組織に作り上げたい。それをノーベルファーマで成し遂げることを、私のキャリアの集大成にしたいと思っています。

※内容はインタビュー当時のものです。

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