ノーベルファーマ株式会社

Nobelpharma CAREERS

INTERVIEW インタビュー

INTERVIEW01

世の中にないワクチンを創る
世界中で苦しむ
子どもたちのために

TAKANOBU SATO

研究開発本部 海外開発部2014年入社

ノーベルファーマとの
出会い
アカデミアではなく製薬会社へ進む道を選んだ理由

私は筑波大学大学院の医学博士課程で好中球に関する研究に従事し、修了の数カ月前までは「博士課程を修めたからにはこのままアカデミアに進むべきなのだろう」と思い込んでいました。しかしある時、ふとただ周囲に倣ってアカデミアに進もうとしているのではないか、もっと他の世界にも目を向けることが必要なのではないかという考えを抱くようになり、それまでに修得した医学系の知識を活かして実社会で自分の力を試したい、活躍したいと、民間の製薬会社への就職を考えるようになりました。早速、大学のキャリア支援プログラムを活用し、就職先を探してみたところ、「あなたが探し求めていたような企業がある」と紹介されたのがノーベルファーマでした。インターンシップを募集していることを知ると、私は迷うことなくそれに応募しました。
元々私は博士課程の時、欧米やアジア諸国からの留学生と交流する機会があり、彼らの情熱や、何事にも前向きな姿勢に大いに刺激を受け、将来は海外のこういった人たちと医薬品を開発したい、という志を抱いていたこともあり、インターンシップに応募した際にはその想いを率直にノーベルファーマの採用担当者にぶつけたのです。すると、「当社は近い将来、グローバルに事業を拡大するビジョンがある。大変な仕事ではあるが、一緒にチャレンジしてみないか?」との返答をいただき、無事インターンシップへの参加が叶い、今後海外展開を予定している品目の調査や、導入評価などの仕事に携わらせていただくことができました。
ノーベルファーマのみなさんは、製薬業界に精通したいわば「経験の塊」のようなプロフェッショナルばかり。アカデミアの世界でなくても、こうした方たちと一緒に仕事をすることができるんだ、これが自分のやりたかったことだ、と確信し、インターンシップ終了後、そのまま入社することを決意しました。

アフリカの子どもたちを救う
ワクチン開発に挑むチャンスが

入社当初は開発部に所属し、国内における婦人科領域や神経系領域など、新薬のモニター業務に従事していました。そして入社2年目、当社と大阪大学が共同で、主にアフリカのサブサハラ地域に向けてマラリアワクチンを開発するというビッグプロジェクトが立ち上がったのです。
「たしか海外での医薬品開発に携わりたかったんだよね?一緒にこのプロジェクトに挑戦してみないか?」

現在の上司からのこのオファーに私は、経験の浅い自分がそのようなビッグプロジェクトに関われるチャンスなどそうはないと考え、「ぜひやらせてほしい」と即答しました。
現在、マラリアを予防する決定的なワクチンはこの世の中に存在せず、いまこの瞬間にもアフリカでは、特に5歳以下の多くの子どもたちがマラリアによって命を落としています。「必要なのに顧みられない医薬品・医療機器の提供を通して、社会に貢献する」というまさに当社の企業理念に則った意義のある大きな挑戦です。
ノーベルファーマは少数精鋭でプロジェクトを進めるのが特徴です。それは、経験豊富なプロフェッショナルな集団だからこそ成しえることで、このプロジェクトの責任者である上司も、かつては大手製薬会社で研究開発職として欧州における承認取得や、アメリカでは社長も務めたほどの人物で、いま私は彼のもとで学びながら、日々、全身全霊で業務に取り組んでいます。

海外に赴いて臨床試験を
マネジメント
世界を舞台に躍動する

このマラリアワクチンの開発は上司と私の二人で主導しています。海外市場での新薬開発は当社においても前例がなく、海外の法的な手続きや、折衝など、解決すべき事象を一つひとつ、ときには手探りながらも、これまで順調にプロジェクトを進めることができています。海外で活動する機会も増え、先日はウガンダとブルキナファソへ赴きました。ウガンダでは全世界のマラリアの権威が集まる研究会に出席して意見を交換し、ブルキナファソでは現地での臨床試験のキックオフ・ミーティングを行いました。次に控える臨床試験はヨーロッパで実施する計画であり、近々欧州各国での活動も予定しています。
このように課せられる責任は大きいですが、この瞬間にも何千、何万人もの子どもたちが苦しんでおり、一人でも多くの命を助けたい、私が頑張れば子どもたちを救うことができるんだという使命感のもと大きなやりがいを持って仕事にあたっています。
30代前半の私がこうしたスケールの大きいプロジェクトを担い、まだ世の中にないものをこの手で創り出し、海外での臨床試験を自らマネジメントしていくことなど、大学院時代には想像だにしていませんでした。年齢や性別にかかわらず、やる気や熱意のある社員を登用する、それが当社の特徴でもあります。
私はなんとしてもこのプロジェクトを成し遂げ、これからも世界を舞台に挑戦し続け、世の中のために役立ちたいと考えています。

※内容はインタビュー当時のものです。

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