低亜鉛血症とは低亜鉛血症

低亜鉛血症とは「血清亜鉛値」(血液中の亜鉛濃度)が低下し、体内の亜鉛が不足した状態をさします。血清亜鉛値は、日本臨床栄養学会では基準値を80µg/dL~130µg/dLとしています。

亜鉛欠乏症とは

  1. 下記の症状と検査結果のうち1項目以上を満たしている
    1. 1)症状(皮膚炎、口内炎、味覚障害等)があらわれている
    2. 2)血液検査の血清アルカリホスファターゼ値が低い
      注:肝疾患、骨粗しょう症、慢性腎不全、糖尿病、うっ血性心不全などでは
      亜鉛欠乏であっても低値を示さないことがある。
  2. 上記の症状の原因となるほかの病気が見あたらない
  3. 血清亜鉛値が60µg/dL未満
  4. 亜鉛を補充することにより症状が良くなる

⇒1~4すべてを満たす状態をいいます。

アルカリホスファターゼ
酵素のひとつで、主に肝臓で作られ、多くの細胞に含まれています。骨を作ったりする重要な酵素です。血中のアルカリホスファターゼが上昇した場合、肝機能が低下している可能性があります。また、アルカリホスファターゼは亜鉛を必要とする酵素であるため、亜鉛不足ではこの値が低くなります。

潜在性亜鉛欠乏とは

上記の1、2を満たし、血清亜鉛値が60~80µg/dL未満の場合。

つまり、潜在性亜鉛欠乏および亜鉛欠乏症の人はすべて低亜鉛血症といえます。

低亜鉛血症 目次帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科 学科長・教授 児玉浩子先生 監修

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